ガスメーターの復帰方法

震度5以上の揺れを感知するとマイコンメーターはガスを自動で遮断します。遮断は自動でしてくれますが、復帰は手動となりますので、以下の手順で復帰させましょう。(機種によって形状が異なりますが、基本は大体同じです。)

  1. まずガスが漏れていない事を確認します。ガス臭かったらすぐに換気をして、ガス会社へ連絡して下さい。
  2. 次に、家の中のガス器具の栓を全部閉めます。給湯器やお風呂も、ガスを使っている場合は忘れずに閉めて下さい。ガスメーターの栓はそのまま(開)にしておきます。
  3. ガスメーターの黒キャップ(写真内赤いマル)を外して、中にあるスイッチを押します。この時、赤いランプ(写真内ピンクのマル)が点滅しているはずです。
  4. 二~三分するとランプが消えます。消灯すればガスが復旧した印です。先ほど閉めた栓を開いてガス器具を使用しても大丈夫です。赤ランプが消灯しなかったら、家の中に閉め忘れた栓が無いか確認して、もう一度手順3を行ってください。それでも復帰しない時はガス会社へ連絡をして下さい。

※ガスメーターが何処にあるか、普段から確認しておきましょう。
gas-mater

トイレの流し方

断水した場合、トイレが流せなくなります。また一部のリモコンを使うタイプのものは、停電しただけでも流せなくなります。そんな時はバケツでお風呂の残り湯を流し込めば大丈夫です。

  1. 自動開閉機能や自動洗浄機能がある場合は、それらの機能を「切り」にしてください。予期せぬタイミングで作動すると厄介です。
  2. ふたと便座を上げます。
  3. バケツ1杯分(5~6L)の水を一気に流し込み、さらに静かに3~4Lを注いで下さい。
  4. この水量では排水管の途中に汚物が停滞することがあるので、2~3回に一度はバケツ2杯分の水を流して
    下さい。

※あらかじめ便座の周りの床に、新聞紙や雑巾を敷いて置くと後片付けが楽です。

非常時の連絡方法

今回の震災では、電話が通じなかったり携帯メールが届かない状況でも、インターネットは機能していたようです。特にミクシーやツイッター等の新しいツールの有効性が目立ちました。自分が日頃使っている、家族が使いやすいツールでの通信方法を整理しておくと良いでしょう。

メンタルなこと

地震酔い:震災以降、実際に地震は起きていないのに目眩やふらつきを感じるといった症状を訴える方がいらっしゃいます。これは「地震酔い」と呼ばれる物で、船酔いや車酔いと同じ状態です。特に今回の地震は揺れていた時間が長かった上に、大きな余震が続きましたから、症状が出やすいようです。

乗り物酔いが乗り物から降りれば治る様に、地震酔いも症状が出ても特に心配は要らないそうですが、症状が辛い場合は乗り物酔いの薬が有効です。

また、不安などのストレスも症状を悪化させる一因とのことですから、深呼吸やちょっとした運動、温かいお茶を飲むなど、リラックスする事も効果的だそうです。

計画停電関連

まず、自分が居る場所で何が起きるか確認しておきましょう。

エレベーターが止まるのはもちろんですが、オートロックの玄関ドアや車庫のシャッターが動作しなくなったり、揚水ポンプが停止する事による断水も考えられます。が、建物によっては非常用電源装置があって数時間なら問題無いなんて場合も有ります。実際にどうなるのか、まずは確認してみましょう。

家電製品いろいろ

基本的に、使用中に停電したらスイッチを切りましょう。切り方の判らないもの(いつもリモコンで操作しているテレビ等)はコンセントを抜くようにましょう。すぐに事故に繋がる事は有りませんが、停電復旧時に一斉に起動して、ブレーカーが落ちたりヒューズが切れる場合が有ります。

  • 冷蔵庫:停電中は庫内の温度を上げないために、なるべく扉を開閉しないようにしましょう。普段から冷凍庫に保冷材を入れておくと、停電した時に効果を発揮してくれます。保冷材が無い時は、ペットボトルに水を入れた物が代用品になりますが、水を入れすぎて破裂させないように注意して下さい。
  • 洗濯機:お洗濯の最中に停電した場合、その時点で運転が中止します。停電復旧後に電源を入れなおして下さい。残念ながら最初からやり直しとなります。また、ドアにロックが掛かるタイプの機種は停電中は解除できません。停電したから手洗に切り替えようとしても、洗濯物が取り出せないので要注意です。
  • パソコン:ノート型などの充電池を搭載しているものはあまり心配要りませんが、問題はデスクトップ型。停電と同時に異常終了となってしまいますから、あらかじめ停電時間が判っているのなら正常に終了させておきましょう。重要なデータを扱っている場合はUPS(無停電電源装置)の導入を考えても良いかも知れません。